廃屋

昨年5月の連休に山梨に帰省した際に見た風景です。
昨今では空き家問題や地方の過疎化などが問題となっていますが、まさしく実家に帰省するたびにこういった現実を眼の当たりにするわけです。
この家は、もはや空き家を通り越して解体を待つ状況とでもいうでしょうか。人の住める状態ではなくなっています。
こういう家を見るたびに、昔はどんな人が住んでいたのだろうかと感慨深げに古の時代を想像するのです。

春の草木の新緑と朽ちた廃屋の暗さが、明暗や生死といったものを映し出しています。

【作品メモ】

完成日:2017年07月5日
サイズ:A4判
用 紙:KMKケント紙
色鉛筆:カランダッシュ/カリスマカラー

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